昨年7月の長雨から8月の急激な高温、局地的な大雨など日本国内の気候の変動も大きくなってきています。今年も梅雨入りしましたが、雨が少ない空梅雨でしょうか?
イチゴの栽培は
・春からの親株養成
・親株からのランナー採苗
・苗養成
・本圃への定植~イチゴ収穫期へと
1年を通して、栽培をしなくてはなりません。
環境変化の激しい中で、多くのストレスをイチゴは受けて根の動きが緩慢になったり、生長が止まりそうになったりと状態が変化しています。こういった症状をなるべく軽減して生産ロスを減らすのに利用したいのが、次にご紹介するバイオスティミュラント資材(以下BS資材)です。
マイコジェル:土壌中の微生物活性を高めながら菌を根に接種して植物の活性を高めてくれます。
ライゾー:ストレス下で細根の発生が良くない時に施用します。
ボンバルディア:梅雨などの曇天、雨期の養分吸収を迅速にして、株のエネルギー補給を促進します。
この3資材は、天然植物由来の成分を主に含んでおります。単剤での使用でも、記載しているような効果も得られますが、併用することでより3資材の効果が飛躍的に向上します。
また、イチゴの栽培には化学肥料、化学農薬の使用も必要な要素ですが、連用していく中で土壌中の塩類集積、肥料の残留やいや地現象、病原菌の増加などが懸念されます。そこにBS資材を併用することで、環境変化が激しい状況でも、
1.マイコジェルの海藻ジェルと菌根菌で善玉菌を増殖することによって土壌の微生物バランスを整え、
2.植物由来のライゾーのメチオニンなどで細かい根を増やして、養分吸収を高めると共に、株の充実を整え、
3.植物原料を微生物で発酵させたボンバルディアのアミノ酸、フルボ酸、多糖類により土壌をより肥沃にして、長期栽培に対応できる植物体を維持、樹勢を向上する
ことができます。
ユーストマ(トルコギキョウ)でも効果を発揮!
イチゴ栽培ではばらつきが抑えられ、収量UPも!
イチゴの栽培でも、マイコジェル+ライゾー+ボンバルディアの3資材の併用によって、それぞれの資材の効果をより引き出して、厳しい栽培環境下でも生産のロスを減らして、美味しいイチゴをたくさん収穫できるように、弊社BS資材を活用いただけますと幸いです。
2019年~2020年 試験実績(福岡県) マイコジェル×ライゾー×ボンバルディア
栽培概要
試験概要 |
2019年9月12日定植 同日、マイコジェル10,000倍土壌潅注 9月19日ライゾー10,000倍土壌潅注 10月3日から2週間に1回の間隔で合計6回ボンバルディア1,000倍土壌潅注 2020年1月9日撮影 |
試験場所 | 福岡県 |
試験品種 | 福岡県育成品種 |
生産者より |
資材施用区は株のばらつきがなく、炭疽病で枯死する株は皆無、更に毎年1番果は奇形果が多く、ロスが多いが、今年は安定した収量を維持しており、糖度が非常に高い。 3資材の組み合わせによる効果の高さに大変驚いた。 |