基腐病の見分け方
地上部
株元の枯れ、しおれ、葉の変色が見られます。
イモ
なり口から腐敗し、腐敗が進行すると独特のにおいがします。
イモの出荷時の注意
掘り上げ時に株元を確認しましょう
株元が枯れていないか確認しながら掘り上げしましょう。
手堀りが難しい場合はクラごと収穫し、クラから外すときに選別しましょう。
株元が枯れていてイモが腐敗していない場合でも、貯蔵中に腐敗する可能性があります。
株元が枯れているイモは廃棄することを推奨します。
貯蔵中のイモに注意しましょう
基腐病のイモと一緒に保管すると、通常のイモにも伝染して腐敗する可能性があります。
掘り取り時や出荷時の選別を徹底して出荷しても、出荷先で腐敗する可能性があります。
来年度に向けて対策を考えましょう
・イモやツルなどの残渣を圃場から持ち出す、または分解させる
基腐病菌はイモの状態で越冬します。イモは圃場から持ち出し、とりきれない残渣は分解に努めます。
残渣分解には、石灰窒素や微生物資材(なるべく暖かいうちの早く施用)のほか、耕うんで促進します。
・連作は避ける
圃場を休ませる、他の作物の作付を検討するなど、考えましょう。
・排水対策をする
・土作りをする
緑肥や微生物資材の導入など検討しましょう。
・種芋の使いまわしはやめる
培養苗の導入をするなど、基腐病菌を持ち込まないようにしましょう。
・種芋を使う場合は対策をする
水洗いやイモの尾部・なり首を切除により、腐敗を見極め、種芋を消毒しましょう。
*各自治体、基腐病対策の補助金が設定されている場合があります。確認してみましょう。
詳しくは、農研機構の基腐病防除マニュアルをご覧ください。
https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/files/Stem_blight_and_storage_tuber_rot_of_sweetpotatR02_1.pdf
弊社にて、サツマイモの培養苗の取り扱いがございます。
お問合せはお電話(0551-36-5913)またはお問合せフォームにてお願いいたします。